リンゴが関係する逸話といえばニュートンかウイリアムテルだろう。ニュートンのリンゴの真偽は定かでないが、ウイリアムテルはスイス人の6割が実在したと信じているにも関わらず、伝説であるというのが通説である。
そのウイリアムテルが影響しているかどうかはわからないが、スイスでは1年を通してリンゴが食べられる。つまり基本的に旬の果物しか売っていないスイスにおいて、リンゴだけは年間を通してスーパーや八百屋で買うことができる。
リンゴに限らず果物や野菜は量り売りで、値札には1kgの値段が書かれている。品種にも依るがリンゴは1kgで330円から550円くらいで買える。
リンゴの多くを栽培している州が、スイス北東部にあるThurgauである。
この州はボーデン湖に面し、またドイツとの国境を持つ。南はザンクト・ガレン州、西はチューリッヒ州に接している。
ボーデン湖岸には鉄道が走っているが、それに並行してリンゴ園と牧場が広がっている。 そして所々にヨットハーバーがあり、数多くのヨットと別荘のような住宅地が点在している。