いろいろあって、障害というものについてちょっとだけ書いてみる。
万が一のときに壊滅的致命的破滅的災害にいたる技術を、人間は使っていいものか。
いい方悪いが飛行機事故で最悪1000人規模。スタジアムに落ちれば桁がかわってくるか。では原発事故では?被害の規模を死傷者数だけで比較していいものか*1?
それはともかく、
万が一の事故で起こる災害が桁違いで、しかも一度発生したらそれを止める手立てが(今の人類には)ないという意味で、使ってはいけない技術なのではないかという論理。
反論
反論として海底油田掘削がある。例えば昨年メキシコ湾で起きた油田事故は、最悪の場合大西洋が死の海になるところだった(のかもしれない)。
だからといって、油田掘削を否定する人は少ないはず。私も否定しない。やるようがあると思ってしまう。
純粋に技術論だけで原発推進を唱える人たちも、私の海底油田へと感覚と同じで、人類は原子炉を完全に制御できるとの観点からロジックを組み立てるので、どこまでいっても平行線だ。
特に、「未来のどこかの時点で完全制御可能だろう」と言われると、それを否定するには悪魔の証明をしなければならなくなってしまう。
疑問
本当のところ、対応しきれない技術をかかえること、それへの障害対応ってのはいったい何の事なのだろう、という深い深い疑問が生まれてしまった。